■企画制作・実施: unworkshop(鈴木順平)
■実施場所: Panasonic Creative Museum AkeruE
このワークショップについて
「コセイをスカウト」は、自然に落ちている枯れ葉や石といった、ふだん目に留めないようなモノたちに着目し、それぞれが持つコセイ(個性)をスカウト(見出す)し、写真作品にするというワークショップです。
石も枝もどんぐりも、よく観察したり他と比較することで、それだけが持つ特性が見えてきます。実は他の石には中々ないなめらかさだったり、特徴的な虫食い跡が炎のように見えたり、1つとして同じものはないことがわかります。それに目を光らせ、それをスカウトし、そのコセイが他の人にもぱっと伝わるような写真を撮ることになります。
ワークショップのステップは以下を行っています。
① ほめる練習をする
まだ外に採集には行きません。いきなり自然に出ても「目に付く派手なもの」を集めようとするからです。大事なのは、普段なら見落としてしまうような存在の見えづらい魅力に気づくようなマインドセットを作らなければこのワークショップは成立しません。
まずは褒めやすいものから始め、そしてあえて褒めるのが難しそうなモノもがんばってほめてみます。
② 屋外採集
「コセイに気づきづらいものこそ、光るものがある!」という派手よりも地味なものこそ、というマインドセットにできたら、屋外で専用の採集キットとルーペを手に採集にでかけます。
さてどんなものが見つかるのでしょうか?
③ コセイを見出し、撮影!
最後は採集してきたモノたちの撮影です。最もよく合う色の画用紙を選んだり、ライトボックスにおくと枯れ葉などは透けてさらに綺麗なことに気づきます。
タブレットで写真をとったら、お気に入りをプリントし、額縁に飾って完成です。
ふだんだったら絶対に目にも留まらなかったであろう枯れ葉や石たちの、力強さ、きめ細かさ、美しい色合いに気づくことができるはずです。