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展覧会企画

DENSOPEN 「驚異の学校」

超音波ビーコンを活用したこども向けの知育展覧会のパッケージ提案

2017/07-2017/09

糸電話型の受信機を天に向けると声が聞こえる仕組み

プロジェクトについて

株式会社デンソー様の屋内位置情報システムの技術を、3組のクリエイターによる新しい発想からプロトタイプを制作し、新たな事業を創出する可能性を模索することを目的としたプロジェクト「DENSOPEN」において、3組のクリエイターチームの中の1チームとして参画し、企画提案いたしました。

unworkshopは、「教育x 超音波ビーコン」をキーワードに、参加者が主体的に学びを足で取りに行きたくなるような行為をデザインできないかと考え、ビーコンがユーザに情報を一方的に提供するのではなく、参加者が自ら情報に飛び込んでいく(DIVE)ような行為を誘発するためのアイデアを検討した結果、「驚異の学校」と題した、こども向けの体験型展覧会パッケージを提案することとなりました。

超音波ビーコンからの情報を糸電話を模した受信機で受けることで、片方の糸電話からそのビーコンに関連した情報が糸電話で電話をしているときのように聞こえてきます。 これらは決められた場所に行き、決められた向きに糸電話を主体的に動かさなければ聞こえてこない仕組みになっています。これらを使い、今の学校がさらに驚きと学びと楽しさにあふれたモチーフになるように、科目や様々な評そを学際的に組み合わせた、知育に関連した展示物を設計しました。

具体展示案「3本の誕生日」

具体展示では、一例として、異なるテーマの時間軸を床に配置し、糸電話型の受信機を天井に向けることでまるで天からの声のように、偉人や植物、無機物などの歴史を辿る展示を提案しました。糸電話を通じて、参加者は目だけでは年表を追うのでなく、耳も使うことで、本来気づき得ない、時間の変化や、その面白さに気づくことができます。 またビーコンを使わずに、「私の時間軸(歴史)」をつくるワークもデザインし、主体的な体験を促す展示体験を提案しました。

主催

株式会社デンソー, 株式会社ロフトワーク

課題

デンソーの屋内位置情報システム( 超音波ビーコン)の技術を活用し、 新しい発想からプロトタイプを制作、新事業を創出する可能性の提案 

糸電話から聞こえる音をもとに、床に描かれた偉人、ゲーム、植物の3つの年表の上を歩きながら歴史をたどる

関連リンク

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